土から取れる酸化鉄を主成分にした赤色顔料で江戸時代はインドのベンガルから輸入していた為「ベンガラ」と名付けられたという日本では弥生時代から古墳時代にも生産されていたという歴史ある顔料。
今回、岡山県高梁市立図書館のフリンジキーホルダー作りのワークショップのご縁で初めて使ってみました。
色々な場所でこのワークショップは行っているのですが、地元ならではの何かができればという事で今回はいつもの材料をベンガラ染めしてみました。ベンガラで有名な吹屋は高梁市にあるのです。
染めてみた印象はとてもいい色!なんとなく古臭いイメージがあったのですがとても力強く深みのある赤茶。
色留めの為に洗いを繰り返すとこの画像より薄くなりますがいつも使っている帆布の生成りやインディゴの色とも相性がいいようです。あと知らなかったのですがベンガラには黄色や黒もあるそうです。
今回は糸や布を染めましたが、木に塗るのがとても良さそうなので次回やってみようと思います。